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赤身の肉および加工肉の多い食事を摂取していると、癌(がん)や心疾患だけでなく、アルツハイマー病や消化性潰瘍などさまざまな疾患により寿命が短縮することが米国立癌研究所(NCI)の研究で明らかにされ、米医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」3月23日号に掲載された。研究の筆頭著者であるRashmi Sinha氏によると、これまでにも数々の研究で赤身肉の摂取と癌の発生率との関連が示されており、今回の知見はそれに一致するものだという。
 一方、米国食肉協会(AMI)はこの結論に意義を唱えており、今回の研究は、食事内容について自己申告という信頼性の低い情報に基づいている点を指摘。また、肉は亜鉛、鉄、必須ビタミンおよびミネラル類の優れた栄養源であり、米国の食事ガイドライン(指針)でも赤身肉を含めてバランスの取れた食事を摂取することを推奨していると述べている。これに対し、米国癌協会(ACS)のMichael Turn博士は、今回の知見は過去の数々の研究を裏付けると同時に、ACSの栄養ガイドラインを裏付けるものでもあるとしている。
 研究では、50~71歳の被験者50万人強を対象に、10年以上にわたり食事内容を調べた。被験者は一般集団に比べ白人および高学歴者が多いほか、喫煙者が少なく、野菜や果物をよく食べる人が多い傾向がみられた。研究期間中に7万1,000人が死亡。最も多く赤身肉を食べていた群は、最も少ない群に比べて、あらゆる原因による死亡リスクが男性で31%、女性で36%高かった。また、加工肉を多く摂取した群は少ない群に比べ、死亡率が女性で25%、男性で16%高いこともわかった。死亡原因には、糖尿病、アルツハイマー病、潰瘍、肺炎、インフルエンザ、肝疾患、HIV、結核、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがみられた。
 癌による死亡率も、赤身肉(牛肉、豚肉など)の摂取が多い群では男性で22%、女性で20%高く、加工肉(ソーセージなど)を多く摂る男性では12%、女性では11%高かった。同様に心血管疾患による死亡率は、赤身肉については男性で27%、女性で50%、加工肉については男性で9%、女性で38%の増加がみられた。白身肉(鶏肉、魚肉など)の摂取が多い群は死亡率が低かったが、喫煙経験のない集団で白身肉を多く摂取する人は、心障害による死亡リスクが男性で24%、女性は20%高いという興味深い結果が出ている。肉には飽和脂肪のほか、多数の発癌物質が含まれており、これが死亡率を高める原因ではないかと著者らは述べている。
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